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日本初の“地域立”小学校
「週刊 五反野小通信」(No.23)

授業診断の勉強会


授業診断勉強会  10月14日からの一週間、五反野小学校では後期の学校公開が実施され、同時に地域の方、保護者の方による授業診断が行われています。
 開かれた学校づくり協議会として授業診断を始めて5年目となり、この試みは、学校と地域・保護者を強く結びつけることに、大きく貢献しているようです。
 最初の頃は、評価する側にも、評価される側にも抵抗があったようですが、授業診断の勉強会や診断結果をもとにした先生方との交流会を通して、互いに理解が深まってきたということです。

 今回も、授業診断をする側のより一層のレベルアップを求めて、学校公開直前の10月12日に、帝京大学助教授の佐藤晴雄先生を講師に招いて、授業診断の勉強会が開催されました。佐藤先生は理事会を支援する運営指導委員会の副委員長として、さまざまな形で五反野小学校をサポートされており、昨年も授業診断シートの作成と学校評価の視点に関して、2回の研修の講師を務められています。

〜授業診断勉強会より、帝京大学助教授の佐藤晴雄先生の講演内容をご紹介いたします〜

佐藤晴雄先生
帝京大学助教授 佐藤晴雄先生
「開かれた学校」と授業診断■■■
 開かれた学校とは、
 (1) 説明責任と情報提供
 (2) 外部の意向の反映
 (3) 地域資源の活用
 (4) 学校施設の開放
 (5) 学校機能の開放(公開講座など)

※授業診断は、学校が授業を開放する意味では、(1)説明責任と情報提供に当てはまり、また参観者の診断を受ける意味では(2)外部の意向の反映に当てはまる。

なぜ授業診断なのか■■■
 (1) 授業のよい点、改善すべき点を知る。(教員自身が気づきにくいことがわかる)
 (2) 教員の授業改善のモチベーションを高める。
 (3) 教員以外の人たちの授業に対する見方を知る。
 (4) あくまでも授業改善が目的である。(教員の人物評価ではない)

診断の方法■■■
 (1) 各項目について、よいところと改善すべきところをメモする。
※一つの授業の流れの中で、同じ項目についても、最初は「よいところ」だと判断できるが、途中になってから「改善すべきところ」が出た。しかし、最後には「よいところ」があったとメモしていくとよい。
 (2) よいところと改善すべきところの比率を比べる。
 (3) よいところと改善すべきところの比率が同じ程度ならば「3」
 (4) よいところの方が多ければ「4」
 (5) よいところがほとんどならば「5」(全部「よいところ」でなくても構わない)
 (6) 改善すべきところの方が多ければ「2」
 (7) 改善すべきところがほとんどならば「1」

診断の留意点■■■
 (1) 最終的な印象だけで評価しない。
 (2) よいところと改善すべきところをそれぞれ見つける。
 (3) 授業の流れをつかむ。 例:「導入」→「展開」→「まとめ」
 (4) 授業の邪魔にならない程度に、子どもたちの様子を見るように努める。
 (5) 教室環境・条件の違いにも配慮する。

 佐藤先生の講演終了後、保護者の方、地域の方からさまざまな質問と提案が出されました。

保護者として、今まで1〜5の評価をつけることに大きな抵抗があったが、佐藤先生のお話を聞いて授業診断の意味と考え方がよくわかった。
先生の人物評価ではなく、授業の診断であることを、診断する側によく伝える必要があると思った。
授業診断は、最終的には先生方をはげます手段になってほしい。

 また、その場で、1〜5に対応する説明の表記をどうするか、診断できない項目の記入をどうするかなど、授業診断シートの改善を含めて、さまざまな検討が行われました。

公開授業1 公開授業2 公開授業3

(編集部 小西)

●週刊五反野小通信
日本初の「地域立」小学校として、学校・家庭・地域が三位一体となって新しいタイプの学校づくりを進めている東京都足立区立五反野小学校にスポットをあて、そのさまざまな取り組みを週刊でお届けいたします。
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